岡崎市の家具職人 杉田木工所|ニッチな場所にも収納製作 オーダーメイドや家具のリメイクもお任せください


2019年04月15日 19:35  カテゴリ:思考

時代の移り変わりかな。ものづくりの始まりからお客様渡までの途中に変化がみられる。

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。

ここ5年ぐらいでしょうか。それまでベニヤの製造や卸売会社にベニヤや木材を卸していた会社の営業マンが跳び込み営業で杉田木工所に来所されます。木(もく)材料の直接販売の営業です。

港に会社や倉庫をお持ちの会社さんが、わざわざ西三河までお越しになってます。材料を仕入れる我々製造事業所としては、たくさん仕入先があるのは杉田木工所はありがたいと思っています。

製造会社と卸売会社の境目が無くなりつつあります。我々注文家具・オーダーメイド家具屋も2、30年前より事業所の数が少ないです。だから、今まで木の材料を製造していただけでは、この先立ち行かなくなるとの危機感から我々のような事業所に直接製造した木材やベニヤを販売にくるみたいです。

世の中の景気、絶対悪いです。良かったらこんな事態が発生しません。我々もお客様に相見積もりを仕掛けられるように、仕入れる材料屋さんたちも少しでも安くする単価の競い合いです。デフレーションです。

いつまでこんな事を続けるのでしょうか。杉田木工所も経営を維持していかなくてはいけないので、ある程度は、仕入れ先が相見積もりになります。仕方がないですが、ときどきこんなことをやっているのが嫌になります。出来れば、杉田木工所も納得のいく利益率が維持でき、材料屋さんたちも木工機械屋さんたちも利益が確保できて、みんな笑顔で日々過ごせる。そんな日々が理想です。杉田が甘いかもしれませんが...。

他が製造していない木製品があって、お客様のお役に立ち、お客様と家具屋の双方が納得のいく価格で商取引が出来れば、いちばん良いのでしょうね。そんな才能が杉田に無いですわ。

Oka-Bizのスタッフさんたちと何か新しいサービスが、何か新しい製品が生まれたらいいなぁと思ってます。Oka-Bizさんたち以外でも何か面白そうな事をやっているところがあれば勉強にいこうと思ってます。

あきらめず、勝つまでやり遂げようと思います。この仕事。
世の中が悪いのでなくて、自分たちがなにかに気づいていないだけだと信じてます。


  


Posted by 家具職人 杉田 │コメント(0)