毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。



4月からお子さんが小学校に入学されるお宅もおられると思います。学習机が要るのですかね。うちの子は、嫁さんが

「製作しろ!」

と言うので、在庫品の材料でなんとなく作りましたが、最近の学習机は、引出しワゴンが机から独立してセットになってます。
その下に付いているのがキャスターと呼ばれる小さな円形車輪のタイヤが付いた金物が付いています。

とても種類が多いので、ごく一部の紹介です。
↓これが、杉田木工所でいちばん多く採用しているタイプのキャスターです。

車輪の材質がポリウレタンとかポリアミドというもので出来てましてプラスティックみたいなものです。
住宅の室内収納などに向いています。
耐荷重と言って、キャスター1個あたりの重さに最大限耐えられる重みを表す単位があります。
上のウレタン車キャスターBU-25P型は、耐荷重40㎏fなので１個で40㌔まで耐えられます。キャスターというのは、4個セットで使用するので、4×40=160なので、このタイブで最大限160㎏まで耐えられます。
実際に160㎏のものを載せて製作したことがないので、あくまで計算上の数字です。まぁ、よっぼど耐えられると思いますけど。

↓おそらくいちばん耐荷重が少ないタイプだと思います。
耐荷重が1個で20㎏fなので4個セットで4×20=80なので、最大限80㎏まで耐えられます。

￥100ショップでもっと車輪の径が小さいタイプも売っていると思います。DIYやそんなに重いものをワゴンやキャスターを取り付けた台に乗せないなら、このぐらいで十分です。
ガラス扉の付いたオーディオラックにも多く採用されているタイブです。


↓使ったことはありませんが、医療機関のいろいろな機械を載せて移動するタイプの台や患者さんのベットに採用されているタイプのキャスターです。

医療機関で使用するので、それように細工がしてあるのでないかと推測します。

↓他メーカーさんのキャスターで、以前店舗用収納台で採用したキャスターです。

車輪がゴム製なので、音が静かです。ですが床に貼ってある床用化粧材によっては、ゴムの跡が床についてしまう場合があるので、床化粧材との相性を考えないといけません。

まだまだ、種類はあります。珍しいタイプのキャスターや、新しい機構の付いたキャスターが出できましたら、またBoo-logでご紹介したいと思います。