毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。

　今日は娘の小学校卒業式でした。最初から杉田(お父ちゃん)は泣きっぱなしでした。
大きくなりました。
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　結婚してから、なかなか子供が授からず、杉田個人としては諦めていました。
そんな中、12年前、きみは生まれてきてくれました。男の子でも女の子でもどちらでも良いやと思っていましたが、女の子が産まれてきました。
実際産まれてみると、心のどこかで女の子が欲しかったんだという自分の気持ちに気がついたのを覚えています。うれしかったですね。

　帝王切開で産まれたこともあって、新生児室に数日預かるという病院の決まりで、しばらくお母ちゃんの病室でなく新生児室できみは過ごすことになりました。新生児室のベッドですやすや眠っているきみの姿は、お父ちゃんは生涯忘れることはありません。寝顔は不思議ですね、今も変わりません。
　新生児室に毎日通いました。だれよりも長くそこに居ました。新生児室のはめ殺しの透明ガラスを鼻の垢でいちばん汚したのもお父ちゃんでした。そのうちに看護師さんから

「もう、自分で拭いて」(怒)

　と言われ自分ではめ殺しの透明ガラスを拭きながら、きみの寝顔をじっと見つめていました。

　あれから12年も経ったんですね。昨日のように病院でのことは覚えています。
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楽しい小学校生活の一片にお父ちゃんを参加させてくれて、ありがとう。楽しかった、ほんとに楽しかった。
あのまま、きみが授からなかったらこの6年間のいろいろな経験が出来なかったと思うと、産まれてきてくれてありがとうの感謝の念です。
お父ちゃんも人として少しは成長出来たのではと思っています。
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　4月から中学校生活が始まります。おそらくきみの人生の中でいちばん感受性の強い時期になると思います。だんだんお父ちゃんに寄り付かなくなるでしょう。仕方がありません。だれもが通る思春期の感情なのでしょうから。
　遠くから見つめ続けます。お父ちゃんは。同姓の悩みは日常のささいな事柄も含め、お母ちゃんに聞いてください。お父ちゃんにはわかりません。
ただ、人を育てるのに、男の子も女の子もありません。それは間違っていると、お父ちゃんが思う内容なら、注意はします。反発するのか、どうでるのかわかりませんが...。時間をかけて教え、諭せればと思っています。

　友を大事にしてください。人に優しくしてください。思いやりをおぼえて下さい。

　恋もあるでしょう。ときめきとため息、まだ早いかなぁ。今想う父の願いです。

さぁ、次のステップへ。