「GビズID」に登録申請してみました。デジタル庁の管轄なのに入口がアナログ過ぎませんか。

家具職人 杉田

2022年04月05日 22:05

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。








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毎年、新年度の04月01日から06月30日までに

杉田木工所では、

「産業廃棄物管理交付等状況報告書」という

書類を岡崎市役所さんに提出しております。

簡単に内容を申し上げますと

令和03年04月01日から令和04年03月31日にかけて

杉田木工所の主たる業務である

オーダーメイド家具製作の中で

どうしても排出してしまった木片や化粧板の端材を

「どれだけの量と内容物を『産業廃棄物処理業社』さんに

お願いして処理をしてもらったのですか。」

量と内容物を紙に書いて提出してください。といった

書類を岡崎市役所さんに提出するわけであります。

これは、産業廃棄物を排出する業者が

関係行政機関に報告することを

法律で義務づけられております。


それで、今年もいつものように手続きをしようと

あいち 愛知県電子申請・届出システム

に入りました。

久しぶりにこのサイトに入ったものですから

ページのレイアウトやデザインが一新されておりまして

びっくりいたしました。

いつものIDとパスワードを入力しようと思いましたら

下方に見知らぬボタンがありました。

"「GビズID」をお持ちの方はこちらからログイン。"

「GビズID」とはなんぞや。」と思いまして

いろいろと調べましたら

デジタル庁が所管する

あたらしいシステムなのだそうです。













とても便利そうなシステムであります。が

デジタル庁がやっている行政サービスの入り口としては

ちと、アナログ過ぎやしませんでしょうか。


2021年8月31日まで

経済産業省の所轄だった業務がデジタル庁に

移管されてはじまったものとはいえ、

なぜ、本人確認の書類が

「印鑑登録証明書」なのでしょうか。
※法人の場合は「印鑑証明書」。

必須条件で仕方がありませんので

コンビニエンスストアで「印鑑登録証明書」を

取得して参りましたが150円かかりましたよ。

市役所さんで取得するより50円安いですけど。

しかも、なぜ、書類に必要事項を

入力するまでのデジタル入力はよくできていますが

最後に印刷して、印刷した紙になぜ、

「実印」を押さなければ

ならないのでしょうか。

印鑑登録証明書を添付なので「実印」を押さないと

つじつまが合わないので押しましたが

印鑑制度は「廃止」ではなかったのではないでしょうか。

それで印刷してしまったものですから

その書類を郵便で送るのですけど

なぜ、84円切手を請求者に負担させるのですか。

マイナンバーカードを利用した

しくみではダメなのでしょうか。

肝いりの「デジタル庁」の

行政サービスのクオリティとしては

いささかお粗末な感想を持ちました。

お問い合わせ部署に電話をしまして

オペレーターの方にも

「なぜ、本人確認の書類に

『印鑑登録証明書』を選択したのですか」と

聞きましたが、オペレーターの方も

「わからない」との返答でありました。

この入り口の手続きだけがアナログで

この手続きさえ終えてしまえば、あとはすべて

スマホやパソコンで完結するそうです。

オペレーターの方も「私も変だと思います」と

おっしゃっておられました。


なぜ「印鑑登録証明書」を添付だったのでしょうか。

どなたか、理由の分かる方、おしえてください。

デジタル庁のスタンスとは真逆の

行政サービスの入り口で

これまでデジタル庁の庁官が言っていたことと

「矛盾」していると思います。

最初の入り口はアナログでも仕方がないという

事なのでしょうか。

日本のデジタル化はまだまだ時間がかかります

と実感した手続きでありました。

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