毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。







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先日、お綺麗なお母様と娘さんの

お二人方で杉田木工所に直接

お越しくださいました。


お話を聞きますと

ご自宅を新築注文住宅で

建てられるそうで

某大手メーカーさんと契約。

新築住宅の図面を

描いていただいて、まもなく基礎工事着工という

現段階だという事でした。

新築住宅図面にいろいろと部屋が

レイアウトされている図面を見せて頂き

2ヵ所のお部屋に印が打たれているのを見つけました。

脱衣室とトイレです。

この2部屋と言いますか、居住必須スペースとでも

申し上げましょうか、家具を取り付けたいと

杉田におっしゃられました。

ご自宅の建築をお願いした某メーカーさんで

ご自宅建築中にいっしょに施工していただいたら

良いのではと、杉田がご提案申し上げますと

建築工事をしてくださる会社さんで

洗面化粧台やトイレ内収納をお願いしますと

その会社さんが用意しいるオプションの
※オプション(選択。特に、ある事・物の追加を希望するかどうかの選択。
また、その追加する事・物。)

洗面化粧台・トイレ内収納を

ご選択という規定だそうです。

そのオプションの家具たちの写真を

見せていただいたわけではありませんが

お客様は、そのオプションの家具たちが

「イマイチ」というご感想をもたれたみたいで

建築メーカーさんに他の家具はないのですかと

聞きますと、用意しているオプションの中から

お選びください。の一点張りだったそうです。


どうしてもオプションの中から選択したくないので

ありましたら、ご自分で製作・施工が出来る会社を

探してください。

と建築メーカーさんに言われたそうです。

いろいろとお客様もご自身でネットを使ったり

電話帳とかにも広告を出しているリフォーム会社さんを

回られたそうです。

しかしながら、建築工事全体の請け負いで

家具も請け負いというスタンスの会社さんばかりで

どこも親身になってお話をとりあってくれる

会社さんはなかったそうで、半分憤って

杉田木工所にたどり着かれたみたいです。


某量販家具メーカーさんで

作成してもらった3D図面と言いますか

イラストとでも言いますか、見せて頂き

このような家具が希望です。とおっしゃられました。

なかなかの価格で、某量販家具メーカーでも

オーダーメイド家具をやることと、価格に

杉田は、驚きました。


お客様には、このご依頼先としては

杉田木工所は"ビンゴ"です。我々のジャンルです。

と申し上げました。

杉田木工所も、住宅が建つ前段階で

配管の位置出しをやったことがありませんで

ほとんどの場合、建物のの壁・天井・床が出来上がった

段階で、家具の採寸をしてきましたので

知り合いの配管設備会社さんにアドバイスを求めて

配管の位置を定めて家具のお見積りをしましょう。

と申し上げて、お客様はお帰りになられました。


早速、知り合いの配管設備会社さんに杉田は

連絡を取りました。

ここまでのお客様のご希望とやりとりを設備会社さんに

伝えて、アドバイスを求めようと思ったのですが

配管設備会社さんが言われるには

とぎどき、このような案件のお話は来ます。

お客様にご了承いただきいのは

新築のご自宅を建てられると配管設備には

通常、"10年補償"という保険のようなものが付帯すると。

建築施工会社やその会社の協力会社以外の

配管設備工事会社が配管をさわると

建物の配管に付帯される"10年補償"が

対象外になるという事。

その事をご了承いただければ配管工事は

請け負えます。というお話をしてくださいました。


杉田も建築工事のルールをすべてを

知っているわけではありませんので

そういう事になります。ということをお客様に

お伝えしました。

お客様もそのような詳細の建築上の取り決めを

聞いてらっしゃらなかったようで

知りませんでした。建築会社に聞いてみます。との

返事でした。

お客様がご自身でご用意された住宅に関する

製品やサービスを「施主支給」と

そこの建築会社では呼んでいるそうです。


その後、お客様に

脱衣室とトイレの配管を別会社で「施主支給」

を選択した場合、建物全体の配管設備の"10年補償"が

対象外になるのか、

脱衣室とトイレの配管を別会社で「施主支給」

を選択した場合、脱衣室とトイレのみが"10年補償"の

対象外になるのかをしっかり確認してください。

とお伝えしました。


杉田の経験上、

1部屋でも「別会社で配管設備施工」をすれば

建物全体の"10年補償"は対象外になると思います。



【ま　と　め　ま　す】

建築上の取り決めを含めたお客様への説明が

建築メーカーさんに不足しているように

杉田は思いますか゛

お客様も、いろいろとお調べになって

行動されることを杉田はお勧めします。

安い買い物ではありません。

生涯で3回家を建てると思い通りの家が建つ

とか、聞きますが、大半の方が無理です。

大概、一度きりの住宅建築ですので

出来るだけ失敗を防げるのであれば防ぎましょう。

その手助けが杉田でできるのであれば

知りうる限りの知識はお伝えいたします。


住宅メーカーさんによっては

木造在来工法なのに、

企業努力で鉄骨コンクリート住宅並みの

火災保険を用意してお客様に勧めている

住宅建築会社さんがあります。

木造在来工法で鉄骨コンクリート住宅並みの

火災保険ですから、住宅の壁や天井、内装に

いろいろとルールがあり、それらをクリアするのが

条件です。

建築会社さんもいろいろと考えておられます。



残念ですが

杉田木工所にお越しくださったお綺麗なお母様と娘さんの

家具工事は、杉田木工所で請け負うのは

無理という判断です。

今回の案件で

杉田も大変ためになり

勉強になりました。

この記事をぜひ

ご参考いただき、新築工事中や

リフォーム工事中に杉田木工所に

お越しになり、家具の工事を頼みたいと

お考えになられたお客様。

杉田木工所にお越しになる前に

建築工事会社さんと細かいお話をしてから

お越しになることをお勧めします。


長くなりましたが

すべての建築工事に

その工事を請け負っている会社さん以外の

別会社がその工事には

まず、入れない。ということを

ご理解いただきたいと存じます。

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