2021年09月23日 22:10 カテゴリ:材料
本物の耐熱性。高品質アクリル系"人工大理石"ECOPRIMO®・エコプリモ"のご紹介です。〈前編〉
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
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"人工大理石"という商材のご紹介です。
杉田木工所としましては、
あまり販売したことのない「商材」です。
ご存知の方には評価の高い商材です。
人工大理石というと、
多くの人が連想するのが「コーリアン®」でしょう。
コーリアン®は1965年に米国デュポン社が開発したもので、
同社の登録商標です。
世界中で利用され、知名度が高いこともあり、
コーリアン®を人工大理石に代わる
一般名称のように使う人もいます。
コーリアン®は、建材としては
「アクリル系人工大理石」に分類されます。
ひと口にアクリル系樹脂と言っても、
そこにはいくつもの種類があります。
コーリアン®は、アクリル系樹脂のなかでも
特にすぐれた物性を持つ「メタクリル樹脂」を用いるものです。
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(PDF: 87.54KB)
「ポリエステル系人工大理石」とは?
実は人工大理石はコーリアン®に代表されるアクリル系人工大理石だけではありません。
アクリル系と並んでメジャーなものとして
「ポリエステル系人工大理石」があります。
その名の通りポリエステル系樹脂を用いるもので、
物性や製品のつくり方はアクリル系とは全く違います。
アクリル系人工大理石(コーリアン®)と、
ポリエステル系人工大理石とはどう違うのか?
双方の違いを知ることで、
目的などによってどちらを選ぶべきなのかが見えてくるでしょう。
それではそれぞれの違いを見ていきます。
組み立て式のコーリアン®、
樹脂を型に流し込み硬化させるポリエステル系
製品のつくり方は全く違います。
アクリル系人工大理石(コーリアン®)は、
板状の原板から切り出す部材を接着する「組み立て式」です。
一方、ポリエステル系人工大理石は、型を用いてつくる成形品です。
基本的にメーカーがオス・メスの型を製作し、
その隙間に樹脂を流し込んで硬化させてつくります。
型製作には費用がかかるので、
大量生産によってコストパフォーマンスを高め、
できるだけ製品価格を抑えるのが、
ポリエステル系人工大理石の基本的な考え方です。仮に、
ポリエステル系人工大理石で
オリジナルの製品をつくろうとすると、
オリジナルの型を製作するコストが発生します。
「原板」を組み立ててつくる
コーリアン®の製品は、
板状の「原板※」を組み立ててつくります。
原板から必要な部材を切り出し、
接着などの加工を施して、
設計された形状に組み立てていきます。
そのため、様々な形に部材を切り出して、
自由な形状をつくることができます。
部材自体は板状の面材ですが、
湾曲やねじれといった加工ができるので、
3次元的なデザインも可能です。
また、出隅・入隅のラウンディングなど、
ムク材だからできる加工によって
ディテールの表現を追求したり、
色柄の異なる部材を組み合わせたりすることも可能です。
こうした製作プロセスからすると、
コーリアン®には無限のデザインの可能性があると言えるでしょう。
※原板:3,658×762mm・12mm厚の平板など
接着面が分からない「シームレス加工」
そのとき気になるのは、接着面です。
接着したラインや、組み合わせた部材の小口は、
どのように処理するのかが気になるところですが、
実際にコーリアン®の製品を見て、
接着面に気付く人はまずいないでしょう。
というのも、部材同士の接着に「シームレス接着」という
独自の特殊技術を用いるからです。
シームレス加工は文字通り、接着部分が目立たないように
開発された専用接着剤を用いる接着(圧着)技術です。
圧着強度も非常に高いので、
常識的に使用する限り、
接着面がはがれたり割けたりすることはまずありません。
↓シームレス接着を映像でご紹介(3分)
アクリル系人工大理石(コーリアン®)と
ポリエステル系人工大理石とでは
コストにも違いがあります。
まず、素材自体のコストが違います。
よく知られるように、
アクリル系樹脂のほうがポリエステル系樹脂よりも
高価です。
また、前述のように、
製品のつくり方が全く違うという点でも
価格に差が出ます。
コーリアン®は一部の規格品を除けば、
基本的にオリジナル一品生産です。
一方のポリエステル系人工大理石の製品は
量産される成形品です。
メーカーが用意した既製品のサイズや形状から選ぶのが基本です。
オリジナルの一品生産のほうが、
大量生産の既製品よりも高価になるのは当然ですが、
つくり方が全く異なる両者のコストを単純に
比較することにはあまり意味がないでしょう。
また、前述のようにコーリアン®は
耐久性やメンテナンス性といった点で
非常にすぐれた素材なので、
10年、20年というライフサイクルの
観点に立てば決して高価とは言えないはずです。
とは、米国デュポン社は言ってますが
杉田の印象としてもかなり高額だと思います。
コーリアン®を使った家具を見積もっても
まず、決まりません。
ここまで、振りが長かったですが
米国デュポン社からコーリアン®を
日本に輸入している会社さんが
株式会社ABC商会という会社さんなのですが
コーリアン®がいろいろな諸事情により
受注に繋がらないことがあります。
そこで、販売しているのが、
"エコプリモ・ECOPRIMO®"という
人工大理石です。
次回、〈後編〉で、このエコプリモの素晴らしさを
お伝えします。
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お気軽に"LINE"してください。
"人工大理石"という商材のご紹介です。
杉田木工所としましては、
あまり販売したことのない「商材」です。
ご存知の方には評価の高い商材です。
人工大理石の代表格「コーリアン®」
人工大理石というと、
多くの人が連想するのが「コーリアン®」でしょう。
コーリアン®は1965年に米国デュポン社が開発したもので、
同社の登録商標です。
世界中で利用され、知名度が高いこともあり、
コーリアン®を人工大理石に代わる
一般名称のように使う人もいます。
コーリアン®は、建材としては
「アクリル系人工大理石」に分類されます。
ひと口にアクリル系樹脂と言っても、
そこにはいくつもの種類があります。
コーリアン®は、アクリル系樹脂のなかでも
特にすぐれた物性を持つ「メタクリル樹脂」を用いるものです。
↓大きく見たい方は、クリックしてください。
(PDF: 87.54KB)
人工大理石には「ポリエステル系」もある
「ポリエステル系人工大理石」とは?
実は人工大理石はコーリアン®に代表されるアクリル系人工大理石だけではありません。
アクリル系と並んでメジャーなものとして
「ポリエステル系人工大理石」があります。
その名の通りポリエステル系樹脂を用いるもので、
物性や製品のつくり方はアクリル系とは全く違います。
アクリル系人工大理石(コーリアン®)と、
ポリエステル系人工大理石とはどう違うのか?
双方の違いを知ることで、
目的などによってどちらを選ぶべきなのかが見えてくるでしょう。
それではそれぞれの違いを見ていきます。
組み立て式のコーリアン®、
樹脂を型に流し込み硬化させるポリエステル系
製品のつくり方は全く違います。
アクリル系人工大理石(コーリアン®)は、
板状の原板から切り出す部材を接着する「組み立て式」です。
一方、ポリエステル系人工大理石は、型を用いてつくる成形品です。
基本的にメーカーがオス・メスの型を製作し、
その隙間に樹脂を流し込んで硬化させてつくります。
型製作には費用がかかるので、
大量生産によってコストパフォーマンスを高め、
できるだけ製品価格を抑えるのが、
ポリエステル系人工大理石の基本的な考え方です。仮に、
ポリエステル系人工大理石で
オリジナルの製品をつくろうとすると、
オリジナルの型を製作するコストが発生します。
コーリアン®を使った製品のつくり方
「原板」を組み立ててつくる
コーリアン®の製品は、
板状の「原板※」を組み立ててつくります。
原板から必要な部材を切り出し、
接着などの加工を施して、
設計された形状に組み立てていきます。
そのため、様々な形に部材を切り出して、
自由な形状をつくることができます。
部材自体は板状の面材ですが、
湾曲やねじれといった加工ができるので、
3次元的なデザインも可能です。
また、出隅・入隅のラウンディングなど、
ムク材だからできる加工によって
ディテールの表現を追求したり、
色柄の異なる部材を組み合わせたりすることも可能です。
こうした製作プロセスからすると、
コーリアン®には無限のデザインの可能性があると言えるでしょう。
※原板:3,658×762mm・12mm厚の平板など
接着面が分からない「シームレス加工」
そのとき気になるのは、接着面です。
接着したラインや、組み合わせた部材の小口は、
どのように処理するのかが気になるところですが、
実際にコーリアン®の製品を見て、
接着面に気付く人はまずいないでしょう。
というのも、部材同士の接着に「シームレス接着」という
独自の特殊技術を用いるからです。
シームレス加工は文字通り、接着部分が目立たないように
開発された専用接着剤を用いる接着(圧着)技術です。
圧着強度も非常に高いので、
常識的に使用する限り、
接着面がはがれたり割けたりすることはまずありません。
↓シームレス接着を映像でご紹介(3分)
ライフサイクルで見れば高価ではない
アクリル系人工大理石(コーリアン®)と
ポリエステル系人工大理石とでは
コストにも違いがあります。
まず、素材自体のコストが違います。
よく知られるように、
アクリル系樹脂のほうがポリエステル系樹脂よりも
高価です。
また、前述のように、
製品のつくり方が全く違うという点でも
価格に差が出ます。
コーリアン®は一部の規格品を除けば、
基本的にオリジナル一品生産です。
一方のポリエステル系人工大理石の製品は
量産される成形品です。
メーカーが用意した既製品のサイズや形状から選ぶのが基本です。
オリジナルの一品生産のほうが、
大量生産の既製品よりも高価になるのは当然ですが、
つくり方が全く異なる両者のコストを単純に
比較することにはあまり意味がないでしょう。
また、前述のようにコーリアン®は
耐久性やメンテナンス性といった点で
非常にすぐれた素材なので、
10年、20年というライフサイクルの
観点に立てば決して高価とは言えないはずです。
とは、米国デュポン社は言ってますが
杉田の印象としてもかなり高額だと思います。
コーリアン®を使った家具を見積もっても
まず、決まりません。
カタログの紹介すらないエコプリモ
ここまで、振りが長かったですが
米国デュポン社からコーリアン®を
日本に輸入している会社さんが
株式会社ABC商会という会社さんなのですが
コーリアン®がいろいろな諸事情により
受注に繋がらないことがあります。
そこで、販売しているのが、
"エコプリモ・ECOPRIMO®"という
人工大理石です。
次回、〈後編〉で、このエコプリモの素晴らしさを
お伝えします。
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Posted by 家具職人 杉田
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