岡崎市の家具職人 杉田木工所|ニッチな場所にも収納製作 オーダーメイドや家具のリメイクもお任せください


2022年03月16日 11:11  カテゴリ:店舗用什器カテゴリ:製作事例

クロスを纏う(まとう)家具。パッと見、なんでもなく見えますが、家具屋の計算された技と仕掛けが。そこには◯◯があります。

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。









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【クロス工事】
有限会社 城南インテリア
〒444-0232
岡崎市合歓木町字下郷間344番地1
☎ :0564-43-4750
Fax:0564-43-5077
mail:j-interior@hotmail.co.jp

先日、納品・取付を

させていただいたスナック K様のボトル棚です。

写真ではわかりにくいかもしれませんが

お店側面になるバックパネルには

クロス(壁紙)が貼ってございます。

施工は(有)城南インテリア様です。




↓写真を拡大したい方はこちらをクリックしてください。
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杉田木工所も長年

オーダーメイド家具の製作を手掛けさせて

いただいておりますが、家具にクロスを

纏わせる(まとわせる)ことは過去にも

ほぼありません。


このクロスですが

施工していただいて(有)城南インテリア様に

よりますと、ベニヤ素地下地でクロス貼が

可能との事でしたが、如何せん

デメリットがあります。と言われました。

クロスの裏面に塗布する接着剤の影響で

クロス貼の反対面の被接着面になる

ベニヤ素地面が反ると言われました。




このクロス貼を施したバックパネル面は

もともと白色のメラミン化粧板貼を予定しておりました。

打ち合わせ後の製作仕掛初期の段階で

設計士さんから変更をお願いされて

クロス貼に変更することになりました。

理由は、ママさんが季節の節目ごとに

作られるペーパークラフト作品を

画鋲(がびょう)で貼ってボトル棚のバックパネルに

ディスプレイ(飾り付け)したいとのご希望で

そのご希望をかなえたいとの事でした。





※メラミン化粧板は、表面強度が

「売り」の化粧素材なので画鋲(がびょう)は

指のちからだけでは刺さりません。




普通の家具製作方法を行ったのでは

バックパネルが反ってしまうので

それを防止するために杉田木工所が

施した、バックパネル反り止めの「技」が

これになります。

【デモンストレーションパネル】
※しくみを見せるために製作したテスト木組みです。

①↓まずは、普通に木で骨組みをします。
通常の製作方法は、この木組みにベニヤか
化粧板を接着剤で貼って終わりです。

それではパネルが反ります。



②↓次に普通に製作した木組みの
間に80㍉~100㍉のピッチ(間隔)を
あけて細かく縦に骨を入れます。



③↓次に細かく縦に骨を入れたパネルに
家具本体の高さ方向(床から天井方向)に対して
」方向に2.5㍉厚みベニヤを接着材で貼ります。



④↓次に「」方向に2.5㍉厚みベニヤを接着材で貼った
パネルに家具本体の高さ方向(床から天井方向)に2.5㍉厚みベニヤを接着剤で貼ります。
わかりやすいように、最後の貼付ベニヤは小さくなっています。



以上のような製作方法で

バックパネルは出来ております。

結果として、細く縦方向に入れた下地木たちが

貼り付けたベニヤを垂直に保っとうという

働きが起こりがして

2枚の2.5㍉厚みのベニヤを

横と縦に十文字に貼り付けることで

厚み5㍉の十文字貼り合板仕様となり

反りを止める働きを生み出します。




なお、ママさんが作られたペーパークラフト作品は

ボトル棚の左から三つ目のバックパネルスペースに

飾られます。

この三つ目のスペースは、木で骨組みしたしくみではなく

18㍉厚みの無垢板ランバーコア材が平面そのままで

組み込まれております。


一見なんでもないように見えると思いますが

オーダーメイド家具の製作にはいろいろと

隠れた「技」と「仕掛け」がふんだんに

組み込まれております。

当然時間もかかっております。


オーダーメイド家具の価格は

量産家具にくらべれば、高額になります。

そのプライスには家具職人の経験と「技」と「仕掛け」と

そして「情 熱

がそこにはあります。


裏方になる

家具屋のテクニックたちのほんの僅かな

輝きがご理解いただれば

今回の杉田木工所Boo-logも

ありがたいかぎりです。


「モノ」づくりのノウハウが

ちょっとご紹介したく書かせていただきました。




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Posted by 家具職人 杉田 │コメント(0)