毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。

昨夜テレビで放送されたクイズ番組の中で、全部で木が10本ありまして木と木の間が2㍍あると、間の距離を足すと全部で何㍍ある?というクイズ問題がありました。
正解は、18㍍です。


この数字のトリックは、家具製作の中にもときどき隠れています。
上板と地板の間に可動棚が2枚あると、間のスペースは、3スパン(3つのスペース)生まれます。これと同じです。

家具製作は、『算数』だと考えて杉田は製作してます。
このクイズ問題以外でも、家具の図面も上から見た「平面」、横から見た「立面」、前から見た「正面」と、1枚の図面の中に3種類のイラストが存在します。この3種類を頭の中で展開させて、考えながら「カタチ」にしていきます。

家具職人 杉田は、子供の頃から算数や数学が苦手でして、電卓とパソコンを使って家具を製作しています。電卓とパソコンが無いと、製作が出来ないかもしれません。この2つの神器をありがたいと思いながら毎日格闘しています。

サイコロの展開図のクイズも出題されていました。
こんなに簡単な展開図ではなかったですけど。

ひとつのマス目が？になっていて、そのマス目に入るサイコロの目は何?という問題。反対の面のサイコロの目を足すと7になるのがサイコロなので、頭の中で組み立て、組み立てして答えを導き出す。結構頭を使います。

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● 製作した吊戸棚の扉を開くと、天井の照明器具に当たってしまう。
● 製作した吊戸棚の扉を開くと、隣のカーテンレールに当たってしまう。
● 製作した家具の引き出しを手前に引くと、窓枠に当たってしまう。

注文家具なので、そのスペースに合わせた家具を製作して取り付けるのですが、最初の採寸の時点で、気が付かないと後で不具合になってしまう。なかなか頭を働かせて「カタチ」を考えるって大変なんです。

物理的に無理なものは出来ませんが、経験上で憶えた家具の納まり方・その家具を製作していく中で閃めいた納まり方を駆使して杉田木工所は、日々注文家具・店舗用什器の製作に邁進してまいります。