毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。


2019年06月08日(土曜日)の中日新聞さんの社説であります。

レジ袋を有料化して、廃プラスティックによる海の環境汚染を減らしていきましょうという政府主導型の行政指導を記事にしています。

以前、世の中の定番を作りたいというTHE株式会社の記事を書いたときに、米津雄介社長は、「プラスティックごみを捨てなければ良い」という考え方でプラスティック素材と向き合う。100㌫のリサイクル。そうすれば、新しいプラスティック素材もいらないし、捨てるプラスティック素材もなくなる。そんなことをおっしゃっていました。

米津社長は、プラスティック素材ほど、モノづくりをするのに優れた素材はないとおっしゃってました。

↓THE株式会社の記事です。



減らすと無くすは、違う話だと杉田は思うのですが、資本主義経済では、減らしていって要望、要求がなくなると素材そのものが、世の中から消えてしまう。そんな経済社会です。

レジ袋有料化の記事には、海洋環境汚染の中に占めるレジ袋の割合は、そんなに大きくないと書いてあります。ただ、レジ袋を有料化して海洋環境汚染全体の発生を抑制する弾みにはなるはずだとあります。

いちばん大切なのは、使う人が使用後どうするか、プラスティック素材を生かした世の中に役立つ製品を送り出して、寿命や破損などでいらなくなったらどうするか、人類の知恵や責任で海を汚さないこと。そこなんだと杉田は思うのです。

みんなで、袋を持参してコンビニエンス　ストアに行くことが当たり前の世の中に、間もなくなるでしょう。
それはそれで、仕方がないですが、プラスティック素材そのものは、モノづくりの現場には残したい。海を汚すからって一片に駄目な素材と、決して決め付けて欲しくない。

適材適所のモノづくり。今後の人間の考え方が試される、そんなことを投げかける記事なのかもしれません。