岡崎市の家具職人 杉田木工所|ニッチな場所にも収納製作 オーダーメイドや家具のリメイクもお任せください


2019年03月02日 16:08  カテゴリ:仕様金物

家具をカタチにするのに、要になっているビス達です。

毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。
今、家具を組み立てて「カタチ」にするのに要になっているビス達です。
注文家具も製作にスピードを要求されます。従来の釘ですと、玄翁(げんのう)といういわゆるトンカチで打ちつけるのですが、ビス打ちより時間が掛かります。なので今は、ビス打ちで家具を組み立てることが多いです。釘はあまり使いません。

↓コーススレットと呼ばれているビス達です。

左から、長さ25㍉・32㍉・38㍉・41㍉・45㍉・51㍉・57㍉の順番で並んでます。

特に指定がない限り、普通に家具を製作しようとすると、家具の板厚みは、23㍉~25㍉になります。
うちの大将(創業者・杉田武二)たちが、家具を製作している頃は、25㍉厚みが主流でした。
いつの頃からか、フラッシュパネルという工法が主流になり、骨格になる木枠に、化粧板を貼って板にするので、25㍉に仕上ようと思うと、厚み19㍉の木で木枠を作り、2.7㍉の化粧板を貼り合わせるそうすると、合計がほぼ25㍉になります。



しかし、その時その時の時代背景で、例えば原油が高騰して長期化すると、化粧板の価格据え置きで厚みを薄くするなんて措置をメーカーさんらは取ります。そうしますと、今ですと化粧板の普及サイズの厚みが2.5㍉で木枠になる木の厚みが18㍉ですので、合わせると23㍉になります。
ですから、今普通に製作すると、23㍉の家具が多いわけです。あくまで注文家具の話です。既製品で販売されている家具たちは、もっと厚みは薄いと思います。

↓スマートビスと呼ばれているビス達です。

左から、長さ25㍉・30㍉・35㍉・45㍉・51㍉・65㍉・75㍉の順番で並んでます。

家具や店舗用什器で板の厚みが、20㍉と指定が入っていると、杉田木工所では、このスマートビス達を使用します。
コーススレッドより細いビスですので、フラッシュパネルを組むときに厚み20㍉の板にコーススレッドを使用すると、板が割れたり、ビスを打ったところだけ膨らんでしまうことがときどきあります。
そのようなことをスマートビスなら、防げます。
なので、杉田木工所では、板厚み20㍉の時は、スマートビスを使用します。

↓このレジ台は、板厚み20㍉で製作しています。
2019/02/21
焼き肉屋さんのレジ台です。
毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。昨日、納品してきました焼き肉屋さんのテーブルに続き、レジ台のご紹介です。↓杉田木工所で納品に向けて待機しているレジ台です。少し分かりにくいでかが、ラメ入りの黒いメラミン化粧板Q-1661KMが正面と右側に貼ってあり…



いきなり、パネルとパネルを組み合わせる時に、ビス打ちをすると、パネルがズレて固定されてしまうので、仮打ちでフイニッシュネイルというとても細い釘というより、針に近いものを打っておいてビスを打ちます。

フィニッシュネイルについては、また別の日に記事にしたいと思います。


  


Posted by 家具職人 杉田 │コメント(0)