毎度、岡崎市上和田町で家具のリメイク・オーダーメイド家具の製作をする家具職人の杉田です。


以前、「パントリー(食料貯蔵室。)というスペースが好きという記事を書いたのですが

ウォークインクローゼットや玄関クローゼットも好きであります。



どなたが考えたのでしょうか。

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昔、日本の住まいと言えば

壁が塗り壁で桧や杉をふんだんに使った日本家屋。

その家に、夫婦となった若い男女が

その家にお嫁さんのご両親が手渡してくれた婚礼家具を

持込み、収納の原点が始まったのではないかと

家具職人　杉田は、想像します。

この風習は長く続きました。

特にこの尾張・三河地方は、力が入った風習でした。

いつの頃からか、ひとつの部屋を物置から進化させた

婚礼家具がわりに利用する、洋服を置く空間へと

変貌します。

部屋の中には、壁から壁に伸びた小物や

普段あまり利用頻度の少ない物を保管する棚。

そのほかに、25㍉φ(直径)や35㍉φ(直径)の

やはり壁から壁に伸びたステンレス・パイプ。

部屋の両サイドに取り付けることによって

例えば、左のステンレス・パイプに夏物の洋服。

右のステンレス・パイプに冬物の洋服。

そう使うことによって、衣替えの手間がなくなる。

そう新築の住宅を建てられたご夫婦に薦めている

建築会社の営業さん。

アイデアが素晴らしいと、家具職人　杉田は思う。

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何か、モノを見ると、すぐに欲しくなる人も居れば

あまり、モノを買わない人も居ると思いますが、

そんなに、着る頻度のない服や、モノをそこに預けておける

喜び。

「あれって、どこにいっちったっけ ?」

などということが、なくなる暮らしかた。

人に寄ってもちがうと思うのですが、

モノをしまう、すぐにとり出す。そこにストレスがない

一種の麻薬効果と言いますか、

なんか気持ち良くないですか。

杉田木工所の創業者である、杉田武二氏が

現役の頃、製作したキッチン収納を

取付、納めた先のお客様に抱きつかれたぐらい

感動を授けた収納家具たち。

家具職人冥利に尽きるのではと思います。

小さな空間です。

でも、そこに、その人の楽しみ、大袈裟で言えば

ロマンが、そこにあるのかもしれません。

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空間の魔術師とまでは言いませんが、

杉田木工所をたずねてみませんか。

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